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おかみのブログ 南房総西川名や江見で釣り上げた
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2017年度 新政酒造 特別頒布会 

2017.05.14

秋田県「新政酒造」より

 

特別頒布会の第1回目が入荷しました

 

『新政』恒例の企画頒布会

 

 

毎年人気殺到!

 

 

 

 

 

 

 

 

山吹 生酛純米

Tangerine  タンジェリン

 

 

原料米*秋田市河辺産 吟の精100%使用

 

精米歩合*40%

 

アルコール分*15度(原酒)

 

『吟の精』誕生年1992年(平成4年)

誕生地 秋田県

 

(心白)酒米の中心にある間隙部分がないため

精米歩合が10%以下まで磨けるなど前代未聞の

特徴を持っていました。

なお同時期には、酵母開発でも革命的な事件が

起こっています。平成3年、秋田県は新型酵母

「秋田流花酵母(AK-1)」を開発したのです。

この「AK-1」は当時としては圧倒的な芳香を

持つ酵母であり、秋田県は同年の新酒鑑評会で

25点の金賞を奪取、ずば抜けた成績で全国1位

となりました。

そして、平成4年、酵母「AK-1」と酒米

「吟の精」という当時最新の組み合わせで、

『秋田旬吟醸』という秋田県独自の企画が

立てられました。これはいわゆる『原産地呼称制度』を

先取りした試みで、首都圏の市場で話題となった

ということです。

『吟の精』はややドライな味わいが好評で、

『酒こまち』登場以前までは秋田の代表酒米

でした。ところが、形質が不安定で、肥大化しやすく、

割れやすくなっていく傾向があります。

なお、麹に使用すると良いという研究発表が

出たため、当蔵ではNo.6シリーズの麹米として

使用しておりました。このように「吟の精」は

優秀な酒米ではありますが、歩かの酒米に

専心する意味もあり、本年度をもって当蔵は

その使用を取りやめることにしました。

最後に、この秋田の一時代を支えた酒米に

敬意を表し、オール『吟の精』の「タンジェリンラベル」を

醸造し、これを記念としたいと思います。

 

 

 

 

水墨  生酛純米 木桶仕込み

Ash  アッシュ

 

原料米* 能代市二ツ井町産 亀の尾100%使用

 

精米歩合*40%

 

 

アルコール分*14度(原酒)

 

 

『亀の尾』誕生年1893年(明治26年)

誕生地 山形県

 

 

明治・大正期の東北の米といえば、この

「亀の尾」をおいて他にはありません。

 

飯米でいえば「ササニシキ」「コシヒカリ」

「あきたこまち」などの親であり、また酒米に

おいても「改良信交」「五百万石」「美山錦」

などの直接の祖先でもあります。

しかし「亀の尾」はいもち病に弱い・倒伏性が高い

などの特徴がありました。このため昭和初期には

「陸羽132号」や「農林1号」といった後継品種に

代わられてしまうことになります。

ところが、昭和末期に2つの酒蔵がこの品種を

復活させることになります。昭和58年に

新潟県の久須美酒造、そしてその翌年、発祥県

である山形の鯉川酒造が少ない種籾から稲穂を

増やし、ついに酒を販売することにこぎつけました。

この逸話は、漫画「夏子の酒」のモデルになったと

されています。

さて、当蔵でも、「亀の尾」の入手と醸造に、毎年

多大な努力を支払い取り組んでおります。しかし、

これが、なかなか難儀な米で一筋縄にはいきません。

良くも悪くも、東北らしい硬質米です。設計を誤ると、

苦くて渋くて薄ぺらな酒になってしまいます。とはいえ

西日本の軟質米とは一線を画すその端麗な味わいは、

大きな個性です。この「亀の尾」に習熟することで、

東北の酒造りを極めることができるのは間違いありません

今回の【アッシュラベル】は、冷涼な東北の大地を

感じさせる、みずみずしい酸味が特徴の酒に仕上がり

ました。

これからも当蔵は「亀の尾」の特徴を活かした酒造りを

模索してゆきます。ご期待ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリ:未分類, 海ほうのお酒について